最近、AI、チャットボットを利用した便利なサービスが登場しており、さまざまな業務の代用ができると言われています。みなさんも業務の自動化を検討されているのではないでしょうか。そしてこの業務自動化の流れは動画制作においても同様で、ツールを活用することで以前よりも効率的に動画制作ができるようになっています。
本記事では、最近話題となっているChatGPTの概要、動画制作におけるツールの活用方法について解説していきます。
みなさまの動画制作のヒントになれば幸いです。また、関東で動画制作にお困りの方は「湘南エージェンシー」までお気軽にご相談ください。
ChatGPTとは
ChatGPT（Generative Pre-trained Transformer）は、2018年にOpenAIによって発表された、自然言語処理モデルのチャットボットサービスです。ChatGPTは大量のデータをインプットしてトレーニングされた人工知能をベースにしており、ユーザーとの対話を通じて的確に質問に答えてくれます。
現在の最新モデルはGPT-4であり、一般的な質問の回答だけでなく自然な会話の流れを維持し、ユーザーのフィードバックや追加のオプションも揃っています。ただし、ChatGPTはあくまでAIモデルにすぎないため、その情報の正確性や信頼性については十分に留意する必要があるでしょう。
ChatGPTの主な機能は以下のとおりです。
対話応答
ユーザーとの対話を通じて質問に回答したり、会話を進めたりできます。ユーザーが入力した内容に対して、自然な会話ができます。
質疑応答
一般的な質問に回答してくれます。例えば歴史的な出来事、科学的な事実、地理的な情報、定義、一般的な知識など、さまざまなトピックに関する質問に対して、関連情報が回答されます。
情報検索
インターネット上の情報が提供されます。例えば最新のニュース、事実、統計データ、商品の特徴など、幅広い情報が提供されます。
文章生成
質問の文脈にそって文章が生成されます。例えば小説の一部、詩の作成、文章の修正や改善の提案など、クリエイティブなテキストも生成します。
動画制作の工程について
それでは動画制作において、AIや自動化ツールをどのように活用すればよいのでしょうか。事前に動画制作の簡単な流れについて整理しておきましょう。
- 企画：動画の目的やメッセージを明確にし、ストーリーやシナリオを作成します。予算やスケジュールについても事前に決めます。
- 事前準備：キャスト・クルーの選定、ロケハン、機材や衣装の準備など、撮影に向けて準備します。
- 撮影：実際にカメラやマイクを使って映像や音声を撮影・録音します。
- 動画編集：収録した映像を専用のソフトウェアで編集します。BGMやエフェクトの追加、タイトルや字幕の挿入などの編集により動画コンテンツを完成させます。
- 公開：編集が完了した映像を動画ファイルとしてエクスポートし、動画配信プラットフォームへアップロードします。
Premiereの自動文字起こし機能
ここで一般的な動画編集ソフトであるPremiereにおいて、編集作業を効率化できる自動文字起こし機能についてご紹介します。
Premiereの自動文字起こし機能とは、ビデオや音声のコンテンツを自動的にテキストに変換できる機能です。これにより、映像の音声から簡単にテキストデータを取得できます。
Premiere自動文字起こし機能では取り込まれた動画コンテンツを解析し、音声データをテキスト化しています。字幕やキャプションを作成する際にとても便利な機能です。また、映像編集中に特定のキーワードやフレーズの検索もできます。
ただし、自動文字起こし機能は完璧なテキスト化はできません。音声の品質、アクセント、ノイズなどにより一部テキスト化できないケースがあります。そのため自動生成されたテキストを確認しながら、テキストの編集作業が必要になるでしょう。
ChatGPTの活用方法
それではChatGPTを動画制作においてどのように活用すればよいでしょうか。具体的な活用方法についていくつかご紹介しましょう。
企画・アイデア出し
映像のテーマやコンセプトに関して質問することで、動画の企画やアイデアがもらえます。これらの提案をベースにして、動画コンテンツの方向性を決めることができます。
シナリオ・台本の作成
映像の進行やシーン構成に関しても同様で、ChatGPTからアイデアやヒントをもらうことができます。自分では思いつかないようなシナリオだったり、アイデアを補完することで動画の企画にもバリエーションがでるでしょう。さらにシーン展開、キャラクターに関してアドバイスを受けることができます。また、キャラクターの具体的なセリフを作成したり、台本のたたき台としても十分に活用できるでしょう。
動画データの要約・図解
ChatGPTへ直接動画ファイルをアップロードし、音声データを文字起こしすることはできません。しかし文字起こしされたテキストデータを要約することはできます。そのため、要約されたテキストデータを映像の素材として活用したり、構成やシナリオにも役立てることができるでしょう。
活用できる動画のタイプ
あらゆる動画タイプにおいてChatGPTは活用できる可能性があります。ドラマ仕立ての映像であれば台本を作るヒントにしたり、撮影方法や編集方法に関してもアドバイスがもらえるでしょう。撮影を伴わないアニメーション・スライド動画でも、企画、シナリオ、スライド作成など、幅広い用途で活用できます。
まとめ
今回は話題となっているChatGPTの概要と動画制作における活用方法について解説しました。今後もChatGPTのような自動化ツールが登場することで、動画コンテンツはより効率的に制作できるはずです。今回の記事を参考にしていただき、企業でChatGPTを活用できないか検討してみてはいかがでしょうか。
今後も企業の動画制作といったテーマで役立つ情報をお届けしますので、ぜひチェックしてくださいね。そして、動画制作で何かお悩みの方は「湘南エージェンシー」までお気軽にご相談ください。