一般的なビデオカメラと動画制作企業が使用する機材の違いと特徴

最近は企業において動画を制作し、動画コンテンツを活用する機会が増えています。そこで、動画制作は内製で進めるのか、外部業者へ委託するのかどちらがよいのか悩むことはないでしょうか。

本記事では、動画を制作するためのカメラの種類や特徴を整理し、カメラ以外の機材や特徴、外部業者へ委託する場合のメリット・デメリットについて解説します。

みなさまの動画制作のヒントになれば幸いです。また、関東で動画制作にお困りのかた方は「湘南エージェンシー」までお気軽にご相談ください。

撮影カメラの種類と特徴

まずは動画を撮影するためのカメラの種類について整理しておきしょう。各カメラの特徴やどんな撮影に向いているかを参考にされてくださいね。

スマートフォン

スマートフォンのスペックは日々進化しています。低価格でスペックの高いスマートフォンが普及したことで、一眼レフのようなカメラを持たない人も増えています。スマートフォンは気軽に撮影できるため、SNS用(Youtube、Instgaram、Tiktokなど)動画や日常の記録用には十分でしょう。スペックの高いスマートフォンであれば4K動画も撮れてしまうレベルです。

また、Youtubu、ドラマ、映画の一部においてスマートフォンで撮影された映像が使用されていることもあります。当然ビデオカメラや一眼レフカメラと比べれば撮影できるシーンは限られますが、簡単な設定でキレイな動画が撮れてしまいます。撮影データを移行することなく、そのままスマートフォンで編集しSNSへアップロードすることもできます。機動力の高いカメラといえるでしょう。

<参考機種>
・iPhone 13 Pro
・Galaxy S22 Ultra
・Google Pixel 6a

家庭用ビデオカメラ

スマートフォンのように小さくはありませんが、コンパクトなビデオカメラです。難しい操作は不要で、高画質な映像が簡単に撮影できます。

家庭用ということもあり、運動会や発表会などのイベントで使用する機会は多いでしょう。カメラ自体が大きいので内部メモリーも豊富で長時間撮影することができます。また手ブレ補正機能が充実しており、三脚がなくても被写体をブレずに撮影できます。光学ズームにも対応しているので、コンサートやセミナーといったシーンにも向いているビデオカメラといえるでしょう。

<参考機種>
・ソニー HDR-CX680
・パナソニック HC-W590MS

業務用ビデオカメラ

家庭用のビデオカメラより、さらにワンランク上の動画が撮影できるプロ向けのビデオカメラです。ドラマ・映画の撮影、報道で使用されている大型のビデオカメラをイメージするとよいでしょう。

業務用カメラの特徴は音声、映像の設定を細かくカスタマイズできるところです。家庭用ビデオカメラはオートで撮影することが多いですが、業務用カメラは撮影場所や環境に応じて細かく設定可能です。またレンズも大きいため、視野角が広くなり、広範囲をクリアに撮影できます。さらに大容量のバッテリーやメモリーを搭載しているので、長時間撮影やバックアップにも対応しています。

<参考機種>
・ソニー PXW-Z280
・パナソニック HC-X20

一眼レフカメラ

一眼レフカメラは写真撮影のイメージがありますが、動画撮影においても活躍します。近年ミラーレスレンズが人気で、レンズやボディの軽量化により持ち運びやすくなっています。

業務用カメラとの違いは用途やシーンに応じてレンズを変更できるところです。そのため、業務用カメラよりも、被写体にピントを合わせつつ、背景をぼかすという撮影が得意です。広範囲ではなく人物や商品にフォーカスした映像を撮影したい場合、一眼レフでの撮影が向いているでしょう。

<参考機種>
・ソニー α7S III
・キヤノン EOS R5

動画制作企業が使用する機材の種類

動画制作企業が使用する機材についても整理しておきましょう。どのような環境でも最適な映像を撮影できるように機材を使い分けています。

ビデオカメラ

上記で紹介したカメラを組み合わせて、用途に合わせて最適な映像を撮影します。また、近年ドローンでも撮影できるように、全方位カメラ、アクションカメラといった新しいデバイスも登場しています。

三脚

固定で映像を撮影する上では、三脚は必須のアイテムです。手ブレを極力おさえ、撮影中に手も使えるようになり、映像確認やズームなどに対応しやすくなります。基本的には固定撮影となりますが、三脚があることで左右や上下の動きもスムーズになります。被写体が動く場合はレールで移動できるスライダーも使うことがあります。

照明

ビデオカメラの性能を最大限引き出すためには照明も重要です。照明があることで天候や時間などの環境に左右されず、安定した高画質な映像を撮影できます。さらに照明で色味をかえることで演者や場所の雰囲気も調整できます。

マイク

動画で音声を使用する場合、ビデオカメラ内蔵のマイクではなく外付けマイクを使用します。ワイヤレスのピンマイクを使えば、よりクリアな音声を収録でき周りの雑音も抑えることができます。

編集ソフト

撮影した映像を編集するためには専用の映像ソフトが必要です。無料のソフトでもカット、テロップ挿入などの編集は可能ですが、色味調整や細部までこだわるにはソフトを使用することで、よりクオリティの高い動画が作れます。編集ソフトウェアとしては、Premiere Pro、Flinal Cut Proが有名です。

パソコン

スムーズに動画を編集するためにはソフトに加えて、スペックの高いパソコンも必要です。CPUの処理速度が速く、ある程度ディスク容量があるとよいでしょう。映像編集後のデータ書き出しのスピードや品質にも関係します。

動画制作企業に制作を依頼するメリット・デメリット

動画制作を社内で制作する場合と外部へ委託する場合のメリット・デメリットを整理します。

メリット

まず、外部の動画制作企業に依頼することで、社内負担は減ります。何もわからない状態で動画を作ろうとしてもクオリティの高い動画を作るまでには時間がかかりますし、通常の業務がある中で動画制作を進めるとなると、社内の工数はどんどん増えていくことでしょう。

さらに動画を作れたとしても、そのクオリティはどうでしょうか。動画制作会社であれば、豊富なカメラや機材を揃えており、同じような動画制作の事例も多いはずです。スケジュール面においても、依頼してから撮影し動画が完成するまでスムーズですし、別テーマやシリーズで動画を量産することになっても安心して任せられます。

デメリット

一方で外部へ委託するデメリットとしてコストがあげられます。クオリティの高い動画を目指せば目指すほど、費用は膨らんでいくでしょう。

もし社内でゼロから動画を作るとなると、クオリティの高い動画は作れる可能性は低いでしょう。企業プロモーションやサービス紹介動画を作るのであれば、制作した動画のクオリティ次第では企業イメージが悪くなることもあります。

まとめ

今回は動画制作におけるカメラや機材について、動画制作を外部へ依頼する場合のメリット・デメリットについて解説しました。今後も動画コンテンツを活用していく企業はさらに増えていくと予想されます。今回の記事を参考にしていただき、企業で動画を活用できないか検討してみてはいかがでしょうか。

今後も企業の動画制作といったテーマで役立つ情報をお届けしますので、ぜひチェックしてくださいね。そして、動画制作で何かお悩みの方は「湘南エージェンシー」までお気軽にご相談ください。

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