なぜ企業はYouTubeの動画コンテンツを活用しはじめたのか?

最近は個人ではなく企業として、本格的にYouTubeへ参入していくケースが増えています。新たな取り組みとして、YouTubeの運用をされたい方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、企業としてYouTubeに参入する背景、動画コンテンツの種類、YouTubeを運用する上でのメリットやデメリットについて解説します。

みなさまの動画コンテンツ活用のきっかけとなれば幸いです。また、動画制作で何かお悩みの方は「湘南エージェンシー」までお気軽にご相談ください。

動画コンテンツ活用の背景

動画を活用する企業はなぜ増えているのか、その背景と近年の動画市場について整理しましょう。

モバイル回線の普及

現在動画市場が盛り上がっている原因の1つとして、モバイル回線の高速化があげられます。 モバイル回線は4Gから5Gとなり、大容量で高解像度な動画を移動中に視聴できるようになりました。この流れは今後さらに加速していくことになるでしょう。

動画配信サービスの普及

そして、動画を視聴できる定額型のサービスも増えています。決まった時間にテレビを視聴するより、興味のあるコンテンツを好きな時間に視聴するスタイルへと変化しつつあります。動画配信サービスとしては、YouTubeだけではなく、Hulu、Amazon Prime、Netflixなどのサービスがあり、事前に動画データをダウンロードし、オフラインで再生できるサービスもあります。

YouTubeでの検索

以前はGoogle、Yahooなどの検索サイトでキーワード検索するのが主流でしたが、最近ではYouTubeでキーワード検索する方も増えています。ブログやニュース記事よりも動画なので分かりやすく、短時間で深く理解できるからです。馴染みのある検索メディアとして、YouTubeはすでに活用されています。

動画コンテンツの活用事例

動画コンテンツの使い方はさまざまです。ここではその種類と活用例について解説します。

商品やサービスの紹介

実際に使った商品やサービスの価格、使い方、メリット、デメリットについて紹介動画があります。インフルエンサーが企業案件として紹介するケースも多いでしょう。

企業の紹介・ブランディング

企業名で動画を検索すると、プロモーションやイメージ動画などが見つかります。例えば、コンセプト、サービス概要、メッセージといった企業ブランディングとしても動画は活用できます。

採用向け・利用者のインタビュー

消費者や従業員の声をインタビュー形式でまとめた動画です。プレスリリース、ニュース、採用サイトでは伝わりにくい生の情報を動画にまとめることで、よりイメージしてもらいやすくなるでしょう。

ノウハウ・マニュアルの共有

製品マニュアル、業務フロー・ステップを動画化することで、ドキュメントより分かりやすくなり、効率よく社内で共有できます。動画コンテンツを資産として蓄積していけば、業務効率化にもつながるでしょう。

動画コンテンツ活用のメリット

企業が動画コンテンツを活用するメリットについて解説します。

新規顧客を獲得できる

YouTubbeを活用することで、既存顧客ではなく新規顧客に対して、動画コンテンツをリーチできます。結果的に商品・サービスの購入に繋がり、売上に貢献することになります。そのために、テーマやターゲットを絞り、継続して動画コンテンツを投稿していくことが重要です。

商品やサービスを周知できる

プレスリリースのように商品やサービスを動画で紹介できます。無料の広告としてYouTubeを活用し、既存顧客のさらなるリピートにつながるでしょう。

ファンを増やせる

YouTubeを運用すれば、既存顧客とは異なるターゲットに対して、動画をリーチできるようになります。YouTubeでキーワード検索し、もし悩みを解決したり、商品・サービスについて認知すれば、チャンネル登録をしてもらえるかもしれません。その後、動画を定期的に投稿することで、ユーザーをファン化させ、将来的に商品やサービスの購入に繋げることができるでしょう。YouTubeであればコメントや配信機能を活用し、ユーザーと交流する機会も増やせます。

ブランディングができる

企業のプロモーション動画を制作し、コンセプトを発信することで企業のブランディングもできます。アクセス分析をすることで、ターゲットを確認し、商品・サービス開発にも応用できるでしょう。

オウンドメディアとして活用できる

ウェブサイトでコラムやニュースを発信するのは一般的です。しかし、YouTubeチャンネルを持つことで、オウンドメディアのような使い方もできます。例えば、YouTubeで定期的にインタビュー動画を配信する、新商品やサービスを周知するなど、最新情報を文章ではなく動画で発信できるようになります。

動画コンテンツを蓄積・分析・改善ができる

一度動画を投稿すると、動画データはすぐに視聴できる状態になり消えることはありません。企業の活動を常にアピールしている状態になります。そして動画コンテンツが増えれば、人気の動画が明確になり、動画をブラッシュアップできます。さらにアクセスデータを分析すれば、マーケティングにも活かせるでしょう。

動画コンテンツ活用のデメリット

動画コンテンツはメリットばかりではありません。デメリットについても理解しておきましょう。

コストがかかる

プロモーションとしての側面は高いですが、動画コンテンツを運用するにはそれなりのコストもかかります。動画をゼロから企画したり、撮影したり、編集したりするのに、慣れるまでにはかなりの時間が必要です。そして、定期的にコンテンツを量産するとなれば、外注費用もかさんでいきます。コストに見合うリターンがあればよいですが、すぐに成果はでないため継続が難しくなるかもしれません。

チャンネルを伸ばすためのノウハウが必要

アカウントのコンセプトを決めずに動画を投稿しても、チャンネルを伸ばすのは難しいでしょう。動画の企画から始まり、種類、再生時間、投稿頻度、競合調査など、YouTubeアカウントを伸ばすためのノウハウは必要です。専門でコンサルする企業もあるので、慣れるまでは外部に運用を委託するという選択肢もあります。

効果が出るのに時間がかかる

チャンネルを伸ばしていくためには、長期的な戦略で動画コンテンツを量産していく必要があります。すぐに商品が売れたり、ブランディングに成功したりといった効果を感じることはありません。動画投稿後の反応を見ながら、長期的な視点でチャンネルを運用していかなければなりません。そして、普段の業務とは別に費用・運用面でコストもかかり、チャンネルが認知されない間は厳しい状況が続くでしょう。

まとめ

今回は企業としてYoutTubeで動画コンテンツを活用する背景、動画の種類、運用する上でのメリット・デメリットについて解説しました。今後もYouTubeを活用していく企業はさらに増えていくと予想されます。今回の記事を参考にしていただき、まずは1本動画を作ってみてはいかがでしょうか。

今後もYouTubeや動画といったテーマで役立つ情報をお届けします。ぜひチェックしてくださいね。そして、動画制作で何かお悩みの方は「湘南エージェンシー」までお気軽にご相談ください。

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